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抗うつ薬は大きく3つのグループに分けられ、それぞれ特徴があります。症状や副作用に対する感受性などを考慮して、単独で、あるいは組み合わせて、それぞれの患者さんの症状に一番ふさわしい薬物療法を行います。 |
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1950年代、はじめて登場した抗不安薬は不安を軽くする作用に優れていたので、精神安定剤と名付けられて世界中で熱狂的な歓迎を受けました。 しかし、仕様が進むにつれてこの薬のもつ副作用(習慣性・依存性など)が大きな社会的な問題となりました。 その後もマスメディアやドラマなどで何度も取り上げられ、「精神科の薬は怖い」という強いマイナスのイメージが定着してしまいました。
しかし、1960年代からは依存性のない抗うつ薬が次々に登場してきました。 特にここ10年の間に安全に長期間安心して服用できる薬が多く開発され、単独やあるいは組み合わせて、患者さんの症状に合った使い方ができるようになりました。
薬は性格まで変えるので恐い、という人がいます。しかし、現在治療に使われている薬は、脳内の神経伝達物質の乱れを改善しますが、性格を変えるものではないのです。 消極的でおとなしい印象だった人が、抗うつ薬で治療を始めてから明るく積極的になったとしたら、それは性格が変わったのではなくて、病気によって妨げられていた本来の明るい性格を取り戻したを考えるべきでしょう。 |
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